保育士が転職を考えた場合、給料や福利厚生はもちろん大事ですが、働きやすさも重視されている項目です。
特に女性職員が多い保育園はストレスの多い職場が多く、劣悪な労働環境に置かれることも珍しくありません。
だからこそ、転職活動でたくさんある求人を比較するときに、いかに働きやすい職場を探せるかどうかが、今後のキャリア、過ごし方を大きく左右すると言っても過言ではありません。
そこで今回は、保育士が働きやすい職場を見極めるポイントをご紹介します。
働きやすい保育園①「保育方針に共感できる」
働きやすい職場かどうかを判断する材料としては、その保育園で掲げられている「保育方針」に、ご自身が共感できるかどうかという点にあります。
大抵の公立保育園は保育方針に大きな特徴があまりないため、園と保育士の認識のずれは起きにくいと言われています。
ところが、私立保育園の場合はそれぞれの保育方針を掲げるケースが多いです。働く側である保育士がそれに共感できない場合、働くこと自体が苦痛になりかねません。
また、保育方針に納得いかなくても、それについて異論を唱えることは園長との思想的な対立が生じてしまうので、現実的ではありません。
納得、共感できなかったら自分が職場を去るしかないというのが実情です。実際に、園の方針と自分の思っていた保育に大きなギャップがあり、働くことに過度なストレスを感じるせいで辞めてしまうという方も少なくので、事前に応募する園の保育方針を確認しておきましょう。
働きやすい保育園②「労働条件に問題がない」
昨今、社会問題となっているのが保育士の労働条件。それに対して政府は保育士補助金制度を導入するなど本格的に動いてはいますが、サービス残業や給料未払いなどのブラック保育園も少なからず存在しますので、労働条件に問題がないかを細かく逐一確認すべきです。
労働条件でチェックすべき主な項目は次の通りです。ただし、全て網羅しているとは限りませんので一度ご自身で不備がないかを確認するチェックリストを作成することをおすすめします。
- サービス残業の有無、拘束時間
- 給与水準、各種手当の有無
- 今まで給料未払いなど法律違反の事実があったかどうか
- 福利厚生の内容、充実度
- 有給休暇の実績、取りやすさ
労働条件についてはどうしても自分で情報を入手しにくい場合があります。その時は保育士求人サイトや転職エージェントのキャリアコンサルタントに無料で代わりに確認、交渉してもらうことが可能ですので、ぜひ活用してください。
働きやすい保育園③「人間関係・雰囲気が良い」
保育園など女性従業員の比率が高い職場は、女性社会独特の人間関係が形成されやすいと言われています。
そのため、職場の雰囲気があまり良くない求人を選んでしまうと多くのトラブルに悩まされることもあります。
仕事以外のストレスで消耗しないためにも、以下の例を参考にして、人間関係が円滑な職場を見極めましょう。
こんな保育園は危険!転職してはいけない保育園の特徴
今度は逆に働きにくい保育園の特徴をご紹介します。
働きにくい保育園①「保育士の年齢層が偏っている」
「若い保育士が多い=年齢が近くて働きやすい」と思われがちですが、働きやすい職場は定着率が高く、保育士の勤続年数が長くなり、年齢層も高くなるはずです。
若い年齢層に偏っている場合は、わざと勤続年数が長い保育士を自主退職に追い込んだり雇用条件を変更したりして、悪質なやり方で年齢層を下げ人件費を抑えている可能性があります。
逆に、勤続年数が長いベテラン保育士しかいない保育園も要注意です。新人は先輩からのいじめや嫌がらせを受けて辞めていったのかもしれません。
つまり、バランスのとれた保育園がおすすめということです。職員の年齢層は、面接や職場見学時にある程度掴めますし、保育士求人サイトや転職エージェントのキャリアコンサルタントは求人先のことを深く知っているので、職員の年齢層を聞くという手もあります。
働きにくい保育園②「頻繁に求人を出している」
求人募集は、施設拡張や事業拡大の際によくあることですが、全ての求人がそれに該当するとは限りません。
そもそも雇用できる数が限られているため、頻繁に求人を出す必要はありません。
にもかかわらず、短期間に何度も求人を募集しているということは、突発的な欠員が出ているか、募集をかけてもなんらかの事情で保育士が決まらないためです。
職員の入れ替わりが激しい職場は、仕事の引継ぎや研修などの業務が多くなるため、本業である保育業務に注力しにくいという懸念もあります。
頻繁に募集をかけている保育園の場合は、なんらかの人間関係や労働条件の問題があると考えていいでしょう。
働きにくい保育園③「試用期間は非正規」
正社員として入社した後、試用期間という名目で雇用形態がアルバイト・契約社員の非正規になってしまうケースも少なくありません。極端の場合、人件費圧縮のため数年間の試用期間を設けている求人すらあります。
そのような保育園では、役員や主任のみが正規雇用で、その他の副担任や補助員はすべて非正規雇用で、仕事量だけは正社員と同様というアンフェアな体制がとられることが多いです。
この場合、努力しても昇給に繋がりにくいため、仕事に対するモチベーションが維持しにくいという問題があります。
入社後の試用期間の有無と長さや雇用形態について、面接時に質問したり、キャリアコンサルタントを通してしっかり確認しておきましょう。
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